できるならあの頃に そう、もう一度だけでも。

お久しぶりです。ハコです。

かなり放置してましたね・・・

結構オフでいろいろとありまして。

お暇な方、いらっしゃったら聞いて言って下さい。




あたしだって一応隠れオタクでも、いっちょまえの女です。

恋の一つや二つ、してました。


高校の頃からずっと好きな人がいたんですけど、

もうかれこれ4年くらい想い続けてた人です。


結構人気の高い奴だったので、

高校の頃は友達として接しながら密かに想いを寄せておりました。

かなりの人見知りで、無口でいっつも仏頂面してるんですけど、

本当は優しくて、面白くて、いい奴で。

友達として打ち解けられたときは、本当に嬉しかったのを覚えてます。


高校3年の初夏、部活を引退したら告白しようと思ってました。

最後に想いを告げて、

きっぱりフラれるか、

もしかしたら・・・っていうちょっと期待もありました。







ですが、そんな期待も告白する前にあっという間に谷底へ。。。


そう、彼女ができたらしいんです。


風の噂で聞いた話しですと、一つ下の学年の女の子だそうで。


女の子の方が以前に一目惚れをしたらしく、友達の協力であいつとメル友になっていたそうです。

告白したのは意外にもあいつから。

あの口下手男が頑張ったと思うと、悲しみよりも驚きの方が大きかったな。




想いを告げられぬまま、高校を卒業しました。

あいつは県内の専門学校へ。あたしは地元の会社。

時々友達を含めて遊んだりはしましたが、昔と変わらずただの友人関係。

まだあいつはあの子と付き合ってました。

それでも数少ない再会はかなり嬉しかったなあ。






社会人になって一年目、

あいつからあの子が就職で県外に行ったことを聞かされました。

それでも遠距離で頑張るようでした。

付き合って2年になるあいつ。

絶対これからもチャンスなんてないと確信してました。

もうそろそろあたしも新しい恋を探さなきゃって。
















何かが変わり始めたのは、社会人になって2年目。

冬になる少し前でした。

その頃あたし達は、2人で買い物に行くくらいの関係でした。

もっとも買い物内容は彼女へのプレゼントでしたが・・・

でも誘われたときは、本当に嬉しかったのを今でも覚えてます。

二人で車に乗って、

寄り添って賑やかな街を歩いて。

向かい合ってご飯を食べて。

ちょっと自分の買い物にも付き合ってもらって。

かすかに香るドルガバのライトブルーの香りが愛しくて。

まるでデートしてるみたいって、

浮かれてました。







冬になる頃、

夜に家を抜け出しては、海であいつと二人っきりで語ってました。

高校の頃の昔話。

たあいない話。

時々、彼女の話。

その頃からちょっとだけ、

お互いの距離感に変わってきている事に気づきました。





あいつからのメールの絵文字。

ハートがついてくるようになり。

絶対に彼女だけにしか使わないって言ってたのに、

なんで？

なんで使うの。





会いたい。

はやく夜になればいいのに。

なんでそんなこと言うの。

なんで？






そして年明けの頃。

ついにあたしは一線を越えてしまった。



彼氏だったらよかったのにな



海岸沿いにとめた車の中、あたしはあいつに告げた。


そしたら、急に視界がふさがれた。


気づいたらあいつに思いっきり抱きしめられてました。



なんで、今　そんなこと言うな。もう限界　




苦しそうな声であいつが呟いた。



もう、あたしの気持ちバレバレだよね


…いつから


高校から。付き合う前からずっと好きだったよ


ごめん…本当にごめん。


謝らないで、お願い


俺、ほんとうに今わからないんだ。

気づいたら、好きになってたんだ。

ダメだと分かってても、もう限界

でも…ごめん。



うん。分かってる。伝えたかっただけ。







泣きながら、ずっとそのまま時間が過ぎていきました。

このまま終わりかな、と思ったんですけど、

そうでもなかった。








お互い気持を打ち明けてから、

フラれたんですが逆に以前よりも親密になってしまいました。

本当に楽しい日々。

このままずっと一緒にいれたらいいのに。

ずっとそばにいれたら。

ずっとずっと。






そんな幸せな日々は長くはなかったです。



あいつの就職。


場所は、

あの子のいる県。


もう夏には就職先が決まってました。

それもずっとあたしも知ってはいたのですが、

現実逃避してました。






あいつが旅立つ日がせまる日々。

かなり堪えました。

あいつも段々と実感が湧いてきたようで。

会いたい、

けど会ってしまったら考えてしまう。

考えると辛い。

一日も泣かなかった日はなかったです。

それくらい本当に辛かった。










あいつが旅立つ前日。

さよならを告げました。


本当のさよなら。



元気でね。

ちゃんとご飯食べてね

彼女と、幸せになって。



今まで本当に本当に楽しかったよ

最高の思い出になったよ

たくさんたくさんありがとう



さようなら



















あれからもう１カ月。

毎日きていたメールはもう週に２回くらいになりました。

自分からは送らない。

それが今までのあたしの唯一の掟でした。



何とかがんばってるみたいです。

ちゃんとこれかもやっていけたら安心ですが。











なんて綺麗ごとをいってますが、

いまでも好きです。

心のどこかで期待してる自分がいる。

いつか、

帰ってきてくれるんじゃないかって。

そんなことはもうあり得ないですが。

まだ諦められそうにもないみたいです。

いまは絶対忘れられそうにないから、

あとちょっとだけ、

このままでいようと思います。






















以上、報告でした。

なんか今まで漫画とか小説とかアニメの話ばっかりだったんで、

ちょっと自分の話もしてみたくなりました。


恋って本当にいいですね。

辛い恋でしたが、いい経験になりました。

正直言うと、

自分が浮気相手の様な関係になってしまったことに後悔があります。

お互いを信じあい、

幸せだった二人の間に割り込んでしまったことはいけない事でした。

彼女への罪悪感。

そして嫉妬心が芽生えはじめた時はどうしようもなく自己嫌悪に陥りました。

いけない事だと分かっていても、

好きなのはどうしようもありませんでした。


よく小説とかに浮気相手の心情とかが描写されますけど、本当にドンピシャです。




ちょっとだけ、前に進んでるのかな。

もうあんまり泣かないし、

時間が解決してくれるって本当です。

もう少し、

もう少しでピリオド打ちます。




以上！